海外に出た時の楽しみ&不安の一つが食べ物だよね。
(俺は元々好き嫌いが激しいので、よけい感じるんだけどね)
ベトナムの料理、これはもう本当に色々ね。
けっこう中国の影響が強いので、中華風のモノも多い。
(中華料理とタイ料理を足して辛みを取り、独特な要素で割った、てな感じ)
チャー・ゾー(揚げ春巻き)とか、ゴイ・クオン(生春巻き)なんかは美味かった。
この春巻きの皮である「ライスペーパー」と、香菜。
それと魚から作った醤油「ニョク・マム」。
この3つがベトナム料理の3大要素だと思う。
で、問題はこの「ニョク・マム」である。
とにかく、どんな料理でも大抵入っているか、付いてくる。
この「ニョク・マム」が好みに合うか合わないかで、ベトナムでの食生活が決まります。
俺は、ダメだった。
あの生臭さに、まったく対応出来ませんでした。
ある日のお食事 (くせ者揃い)
その生臭さを消すためだと思うのだが、常にライムをしぼってかける。
ニョク・マムとライムの混ざった臭い、これも凄い。
結局、ほとんどのモノを、俺は生で食べた。
(香菜も野菜も生で出てくるモノが多い)
ただ、見たこともないようなモノが色々と出てくる。
上の写真の白い玉。
これも結局何だかはわからなかったけど、その味は何と形容してよいやら。
その時の心境は、下の写真から想像して下さい。
話し変わって、ベトナムには冷蔵庫が少ないんです。
よって、飲み物なんかは、すごくぬるーいモノが出てきます。
炭酸系の缶ジュースなんぞは、口の中でシュワーって広がります。
ビール(シンガポールのタイガービール)も同じです。
レストラン等で氷をくれ、と言えば出してくれますが、要注意です。
元は、生水です。
正しいテクニックは、大きなバケツに氷を入れて持ってきてもらい、
その中に缶を入れておいて、冷えたら飲むのが正解です。

ホーチミンの露天食堂。けっこう多い。
ニヤ・チャンの文化省が催してくれたお食事会の時の話し。
日本人だから、というコトで刺身を出してくれました。
ただ、すごい臭いの魚で、しかも妙にぬるい。
さらに、醤油はライムもたっぷりのニョク・マムである。
お礼を言いつつも、一切れ食べたまま箸を出すのを躊躇していたら、
「あぁ、日本の方はこれですね」と、SBの生わさびを出してくれた。
(彼の地ではとても高価なモノである)
で、醤油の入った小皿に、これでもか!というくらいに絞り出してくれました。
本当に涙が出た、心温まる気遣いでした。
すごいぜ、ベトナム。